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2021.08.17

「老年内科」ってどういう科?

老年内科

老年内科とは、ご高齢の患者様を総合的に診察する科のことです。

高齢者の病気の特徴

ご高齢の方は、何かひとつの病気だけで体調が悪くなるということは実は少なく、「いろいろな臓器の加齢性変化」や「生活習慣病やその合併症」そして「認知症や不眠」など複数の病気や問題をかかえていることが多いことが特徴です。

ご高齢の方の総合的な医療サポートを行います。

そういった複数の病気や問題をかかえている場合に、病気の診断や治療のみを目的に治療を行ってもその後の「生活の質」が必ずしも良くなるとは限りません。老年内科では1つの病気のみではなく、複数の病気やからだの問題点を総合的に診察しながらご高齢者の病気の特徴を充分に理解したうえで、病気の予防・治療からご家族の介護問題まで総合的にサポートいたします。

そして、高齢者の健康を総合的にとらえ、専門性が必要と思われるところは大きな病院をご紹介し、個人を尊重した最適な医療を目指して医療を行っていきたいと考えております。

高齢者の病気はどんなものがある?

高齢者に多い病気には以下のようなものがあります。
認知症・高血圧・糖尿病・心臓病・不整脈・脳梗塞・脂質異常症・慢性腎臓病・関節痛・骨粗鬆症・肺炎・貧血・不眠・抑うつ・便秘・下痢など

飲んでる薬が多すぎる!?(ポリファーマシーのお話)

自分はいったい何の薬を飲んでいるのか?

ご高齢の方は、今までの積み重ねでたくさんの薬を飲んでいるケースがあります。
一般的に6種類以上の内服薬を飲んでいる場合を「多剤併用(ポリファーマシー)」といいます。6種類以上の薬を飲んでいる方は薬物有害事象(副作用)が出現しやすくなるという研究結果や、あまりにも薬が多すぎると服薬ミス(飲み忘れたり、間違って2回分飲んでしまったり、など)が起こりやすくなることから、このような考え方が生まれました。
もちろん「多剤併用=悪いこと」ではありません。必要なくすりを間違いのないように飲んでいただくことは健康管理の面からとても大切です。

老年内科では、ポリファーマシーが原因で体調を崩されたり、服薬がうまくできなかったりしていないかお伺いした上で「薬の種類を減らすことができないだろうか?」「飲む回数を減らすことができないだろうか?」という取り組みも行っております。

ぜひご相談ください。

ふくおか内科クリニックでは「老年内科」を標榜し、とくにご高齢の方の診断・治療・ケアを専門としていますので、上記のような加齢による疾患に対しても「かかりつけ医」としてご相談いただければと思います。
そして、患者様にとって最も良い医療を目指して取り組んで参ります。


ふくおか内科クリニック 院長 福岡勇樹

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